皆さんご存知でしょうか?
実は“キュウリ”は「世界一栄養がない果実」として認定されているんです。笑
反対に最も栄養が多いと言われているのは「アボカド」です。
ですが、世界一栄養がないといってもキュウリには全く栄養分がないわけではなく、栄養はあります。そこで今回は世界一栄養のないきゅうりのいろいろについて迫ってみたいと思います。
目次
世界一栄養のないきゅうりの特徴
世界一栄養のない果実としてギネスに認定されたきゅうりですが、実は世界一栄養がないといってもそれは「カロリー」のことを指しています。
ギネスワールドレコーズに掲載されたのは「Least calorific fruit」とし記録されましたが、これを直訳した場合「カロリー(発熱量)の最も低い果実」なのです。
日本では世界一栄養のない果実、野菜として引用されていますが正しくは「キュウリ=栄養のない野菜」ではなく「カロリーのない野菜」というのが正しいのかもしれません。
βカロテン
きゅうりは淡色の野菜ですが、表の皮部分(濃い緑の部分)にはβカロテンが含まれています。
きゅうりのβカロテンは100gで約330gで人参のベータカロテン含有量は8600ほどなので比較すると足元にも及びませんが、きゅうりは少しベータカロテンを摂取することができますね。
βカロテンは体の中でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を強化、視力の維持、がんの予防や免疫力の向上、エイジングケアなどの効果が期待できる栄養素です。
カリウム
きゅうりはカリウムを比較的豊富に含んでいるので、栄養こそないですがカリウムが持つ「ナトリウム(塩分)を排出させてむくみを取ったり改善する利尿作用」効果があります。また、高血圧の改善にも効果的です。
身体を冷やす効果がある
きゅうりには身体を冷やす働きがあると言わています。そのため古くから薬膳料理に多く使われたりすることも多いようです。
きゅうりは暑い夏が旬なこともあって、夏の熱中症予防や熱くほてった身体を冷ます効果が期待できます。
夏祭りの屋台などできゅうりが1本まるごと販売されているのもそのためかもしれませんね。
きゅうりはほとんど水分で低カロリーって本当?
「きゅうりはほとんど水分」というフレーズを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
実際にきゅうりの約95%が水分でできているとされていますので、きゅうりはほぼ水分といっても良いでしょう。
また、きゅうりは100gあたり約14kcalととても低カロリー。
きゅうりはダイエットには向いている?
きゅうりは100gあたり約14kcalととても低カロリーなのでダイエットにも良さそうと思う人も多いかと思いますが、きゅうりはメインでダイエットするには栄養不足になってしまいますのでおすすめできません。
でもダイエットのお供として摂取するのはとてもおすすめです。
きゅうりは栄養素の中ではカリウムがとても豊富なので体内のデトックス、利尿作用による水太りやむくみの改善にとても効果的です。
きゅうりは生のまま食べることで、しっかり噛みながら食べるため満腹中枢を刺激して食べ過ぎの予防にもつながります。
ダイエットにもおすすめ!
また最近発見されたと言われるキュウリがもつ「ホスホリパーゼ」という酵素は、体内の脂肪分解にいいといわれ、ダイエットへの効果が期待されています。
また野菜ジュースもきゅうりと同じく栄養がないと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
→野菜ジュースは栄養がないって本当?について調査!
きゅうりの栄養についてのまとめ
きゅうりは世界一栄養がない果実とういよりは、世界一カロリーが低くて栄養が少ないという認識の方が正しいかもしれません。
ただし、むくみの改善やダイエットの効果への期待度は比較的高い野菜なのでダイエット中は進んで食事に取り入れるもの良さそうですね。
ただしきゅうりは体を冷やしてしまうので妊活中や妊娠中の女性はあまり食べないほうが良いでしょう。