12月も後半に差し掛かるとお正月のことが気になりだしますよね。街やスーパーではお正月飾りが販売されているのも目にするようになりますよね。
そこで今回は、お正月飾りはいつ出していつ撤去するのが正しいのか?
「手作りのお正月飾りってどうなの?」など、これからやってくる新年を新たな心持ちで迎えることができるように正しいお正月飾りについての知識や知って得する豆知識を紹介!
目次
お正月飾りとは
本来、お正月の行事は「年神様(としがみさま)」というその年の1年の神様をお迎えして祀る(まつる)ために行われてきたとても大切な行事です。
年神様は「五穀豊穣(ごこくほうじょう)の神」でもあり、大切にお迎えをするべきという風習があります。
〆縄(注連縄/しめなわ)の意味
しめ縄には、神様を祀るのに一番ふさわしい場所を示しています。
太陽の神さまと崇められている天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸から出た際に、再び戻ってしまわないように別の神様たちが、しめ縄を張り巡らせて戸を塞いだという日本神話に由来しています。
張り巡らせたしめ縄には、ここは「神様の場所」「神聖な場所」ですという意味があり、魔除の意味もあります。
いつからいつまで飾るの?
お正月飾りを飾り始めるのは、26日〜28日までの間が最良とされています。
年末なので仕事や忘年会などなにかと立て込んでいてこの期間に飾るのが難しいという場合、30日までに飾るようにします。
31日に飾るのはOK?NG?
門松やしめ飾り、鏡餅などすべてのお正月のお飾りは31日飾るのは良くないとされています。
31日に飾ることを「一夜飾り(いちやかざり)」と言います。一夜飾りがダメな理由は
一夜飾りが良くない理由
- お正月の神様をお迎えする際に、1日だけ飾り付けをするのは誠意がない、失礼に当たるため。(縁起が悪い、悪いことが起こるということではなく失礼にあたるという考え方)
- 葬儀、葬式などの一夜飾りを連想させるため。
- 神様が来るのは 31日の朝とされているためそもそも間に合わない。
もしも31日になってしまった場合は飾る?飾らない?
気づいたときには31日の大晦日だったという人は基本的には飾らないのがベストとされています。
しかしながら個人の気持ち次第といったところが大きいでしょう。
1日だけでは失礼という考え方もあれば1日でも(少しでも)神様をお迎えする気持ちを伝えると良いという意見もあります。
一夜飾りになるので葬儀がイメージされるなど「縁起」を重視する人は元旦から正月飾りをすると良いでしょう。